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グラスピック(ダンロップ)
ビッググラスファイバーとテトラピックによるひっかきをコンセプトに開発しているスタッドレス。
他メーカーが「AQドーナツ」(ブリヂストン)「DNA」(ヨコハマ)「T-mode」(トーヨータイヤ)などのタイヤ基盤技術を開発している中、技術が確立していなかったためコンピューターシミュレーションをアピールし「デジタイヤ」という名称で販売し一時的に好評を得た。
「HS−3」「DS−1」で採用していたワイパーパターンは氷上では除水効果が殆ど無く、その後夏タイヤにも導入したが不評のため1シーズンで姿を消した。
氷上の水膜除去を気泡などによる「吸水・除水」ではなくシリカによる油分で「撥水」しているのが特徴。その撥水も効果が薄い。
グラスファイバーはガラス製品のため自然に帰ることもなく人体に悪影響があるとも言われている。
平成の始め頃、最初北海道のみで試験的に販売され(タイヤ名をつけず、試験コード番号が書かれていた)、翌シーズンに全国発売するという販売方式を採用していたことがある。
タイヤの開発では独自の技術は開発できず大きく遅れを取っていたが最近になってようやく「DSX」から他メーカーの開発した技術を応用する形でカバーしている。その代表的な例としては「ミウラ折りサイプ(サイプ同士の支え合い構造はミシュランのZサイプが最初に考案された」・「ファインウェーブグルーブ(タイヤ表面の細かい溝はブリヂストンの細密リブレットが最初に考案された技術)」
ひっかき素材のグラスファイバーであるが表面を削り取った後の断面を拡大すると垂直ではなく殆どが寝ているか斜めの状態で埋め込まれているのでひっかき効果は薄いと考えられる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイスガード(ヨコハマタイヤ)
吸水バルーン(殻をもった気泡)と吸水カーボン採用により従来より氷上性能を高めたスタッドレス。
ブリザックに引けを取らない氷上性能を狙っているが、まだ差はあると言われる。
「乾いた氷は滑らない」がキャッチフレーズ (氷が滑るのは表面の水分が原因のため、その水分を吸水すれば滑らないという意味)
ゴムにファイバーを混入した最初のメーカーである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブリザック(ブリヂストン)
主に路面凍結が多い北海道・東北以北の厳寒地などで多く使われているスタッドレス。
昭和の終わり頃、最初に発売した「ホロニック」の性能があまりにも悪く、特に北海道のユーザーには「ブリヂストンの冬タイヤはだめだ」というイメージが当初生まれてしまった。
このタイヤは一言で言えばオールシーズンタイヤにブロックパターンと鍵穴状のサイプを入れただけの急ごしらえともいえるタイヤで、北海道ではほとんど使えない代物であった。
その後の研究開発により、発泡(気泡)ゴム採用により氷上性能では他メーカーを大きくリードしているが、氷上性能を追求するあまり、雪上では雪による目詰まりが起きやすく、積雪の多い地方では苦戦中。
「氷上で効き、その上効きが長持ち」がキャッチフレーズ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スタッドレスタイヤとは、自動車が積雪路や凍結路などを走行する為に開発されたタイヤ。積雪路や凍結路の摩擦係数が低い路面で、普通のタイヤに比して駆動力や制動力をより大きく路面に伝える工夫がされている。
従来のスパイクタイヤとの対比で、スタッド(スパイク)の無いタイヤである事から、このように呼ばれている。
スパイクレスタイヤとも。
スパイクタイヤの問題点を克服する為に開発された。
またノーマルタイヤを夏タイヤ、スタッドレスタイヤを冬タイヤと呼ぶこともある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』